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「健診」の基礎知識

このページでは、「定期健康診断・特定健診」についてご説明します。どんなメリットがあって、実際に誰がどんなことをするのかを一緒にみていきましょう。

「健診」で、からだの変化に早く気付くことが大切!

「自分はまだ若いから」「自覚症状がないから大丈夫」「めんどうだから」と思っていても、 ほとんどの病気は自覚症状がないままに進行 しています。

皆さんが毎年受ける定期健康診断や健康診査、いわゆる 「健診」は法律で定められており、必ず受診してほしいものです。 健診によってご自分の健康状態を知ることができるうえ、深刻な病気を未然に防ぐことができる効果的な方法なのです。

40才以上になったら特定健診でメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に関連する病気のリスクの有無を検査します。リスクがある方には生活習慣をより望ましいものに変えていくための保健指導を受けていただき、糖尿病や脳卒中等の病気を予防していきます。

「健診」のメリット

主なメリットは次の通りです。

1.自覚症状のない病気、特に生活習慣病を予防できる
2.健診後の保険指導で、健康改善やダイエットについてサポートを受けることができる
3.緊急入院するような脳卒中や心筋梗塞など重篤な疾患の兆候が発見できる
4.疾患の予防・早期発見により、長期入院・長期治療しなくて済むので、
  本人はもちろん、家族にとっても負担が少ない。
5.みんなが健康になれば、保険料の値上げを防ぐことができる

主に働く人の「健康診断」

健康診断には大きく分けて「定期健康診断」と「任意健康診断」の2つがあります。
働く人の健康診断は、労働者が健康状態を把握し適切な健康管理を行っていくために必要であるとともに、労働者の健康状況から職場の有害因子を発見し、その改善を図っていくためにも重要なものです。
また、事業者は「定期健康診断」の結果に基づき、本人の健康を保持するために必要な措置について医師等から意見を聴き、その意見を勘案して必要に応じて作業転換等の措置を講じなければならないことになっています。 なお、健康診断で「要検査」という判定が出たなら、必ず検査を受けましょう。

定期健康診断(労働安全衛生法等) 任意健康診断(人間ドック等)
労働者に受診が義務付けられています。結果を本人に通知して、自ら健康管理に取り組んでもらえるように促すことが目的です。また、集団の健康状態のデータを分析することにより、職場環境の問題の発見、改善にも役立ちます。

個人の意思で受診するもので、代表的なものとして市町村が行う住民健康診断や、人間ドックがあります。
国が定めた基準項目:11項目
(内容は年齢により異なります)
1) 既往歴及び業務歴の調査
2) 自覚症状及び他覚症状の有無
3) 身長、体重、腹囲、視力及び聴力の検査
4) 胸部エックス線検査
5) 血圧の測定
6) 貧血検査
7) 肝機能検査
8) 血中脂質検査
9) 血糖検査
10) 尿検査
11) 心電図検査






国が定めた基準項目+付加項目
:平均70項目
事業者が負担

自己負担(会社・健康保険組合が補助制度を持っていることがあります)

「特定健康診査」の内容

生活習慣の変化等により、近年、生活習慣病による死亡者数が増加しています。生活習慣病を原因とする死亡は、全体の約3分の1にものぼると推計され、それを防ぐために始まった健診の制度です。40~74 歳となる医療保険の加入者(毎年度4 月1 日現在で加入している者)が対象となります。

基本的な項目 ◯質問票(服薬歴、喫煙歴等)
◯身体計測(身長、体重、BMI、腹囲)
◯血圧測定
◯理学的検査(身体診察)
◯検尿(尿糖、尿蛋白)
◯血液検査
 ・脂質検査(中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール)
 ・血糖検査(空腹時血糖またはHbA1c)
 ・肝機能検査(GOT,GPT,γ-GTP)
詳細な健診の項目 ※一定の基準の下、医師が必要と認めた場合に実施
◯心電図
◯眼底検査
◯貧血検査(赤血球、血色素量、ヘマトクリット値)

特定保健指導とは?

特定健康診査の結果から、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる方に対して、生活習慣を見直すサポートをします。特定保健指導には、リスクの程度に応じて、動機付け支援と積極的支援があります。(よりリスクが高い方が積極的支援)

健康診断書は、からだの通信簿

健康診断の結果は、「健康診断書(検査成績表)」で本人に通知されます。
前回までの数値や次回の成績と比較することで、健康管理に役立つだけでなく、病気にかかった時にも参考になる検査記録もありますので大切に保管しておきましょう。検査結果で「要検査」「要治療」と判定されたら、そのままにしておくと病気が進行してしまうこともあります。自覚症状がなくてもすぐに対応しましょう。

基準値は、将来の病気を予測して学会で決められた値(血圧、脂質、血糖など)や、多数の健康な人の平均的な数値を参考にして決められた値(赤血球、肝機能など)があります。異常値が出たからといって「病気にかかった」と考えるのは早計です。受診時の食事や運動等の状態や、性・年齢なども考慮して対策を考えていきます。

【結果区分】
異常なし 異常な所見が認められません
有所見健康 治癒した所見や処置が不要な所見はありますが、日常生活には支障がありません
要経過観察 診断がある程度確定し、定期的に経過を観察する必要があります
D1 要再検査 データに異常が認められ、一時的な変動かどうかの確認を要します
D2 要精密検査 異常な所見が認められ、健康障害や疾病を確定する必要があります
要治療 医師による医療措置または検査を必要とします
治療中 現在治療中で、なおかつ今後も医療措置(服薬など)を必要とします

BMIで肥満度を計算してみよう 「まずは自分で健康チェック!」

あなたの身長 cm  あなたの体重 kg

BMI値 0 肥満度

肥満の判定は、身長と体重から計算されるBMIという数値で行われています。
これはBody Mass Index(体格指数)の略で、つぎの計算式で計算できます。

日本肥満学会が決めた判定基準では、統計的にもっとも病気にかかりにくいBMI22を標準とし、25以上を肥満として、肥満度を4つの段階に分けています。


肥満度の判定基準(日本肥満学会2000)

BMI
低体重(やせ) 18.5未満
普通体重 18.5以上 25未満
肥満(1度) 25以上 30未満
肥満(2度) 30以上 35未満
肥満(3度) 35以上 40未満
肥満(4度) 40以上

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